2023年5月8日に『強アルカリ性洗剤』を入れた、アルミ製コーヒー缶が破裂する事件がありました。
そこで気になるのが「強アルカリ性洗剤の中身って何?」
「家にあるものも爆発するのかな…」といったものではないでしょうか?
使うと便利な洗剤を安全に使う為にこの記事を作成しました。
強アルカリ性洗剤をアルミ缶に入れて起きた事件?事故?
【缶破裂 中身は強アルカリ性洗剤か】https://t.co/R5PLhBi7Dv
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 9, 2023
まずは今回起きた破裂について簡単にご紹介していきます。
- 場所:東京都足立区の東武鉄道西新井駅
- 強アルカリ性洗剤を入れたアルミ缶が爆発
- 一人が怪我、助けたもう一人が違和感
こういった内容になっています。
そこに缶を置いたとみられる中国籍の男性(49)は、
「破裂は故意ではなく、勤め先の洗剤を家で使うために缶に入れた」
と、説明しているんだそう。
とても怖いこの『強アルカリ性洗剤』って私達の家にもあるものなんでしょうか?
市販の強アルカリ性洗剤ってどんなのが家にある?
もし家にあるとしたら、何かのタイミングで爆発なんて怖い!
そう思って調べてみると、市販されている結構身近なものも強アルカリ性洗剤でした。
一部ですが見ていきましょう。
SCジョンソン:カビキラー

まずは我が家にもありました。
SCジョンソンのカビキラーです。
タイルの溝やゴムパッキン、排水溝の蓋などの掃除に適した強アルカリ性洗剤です。SCジョンソン独自の強力浸透成分が配合されているため、カビを根元から落とす効果が期待できます。
SAKIDORI
ユニリーバ:ドメスト

こちらも持っている人が多そうなユニリーバ性のドメスト。
ぬめり汚れの気になるトイレの掃除に便利な強アルカリ性洗剤。洗浄だけでなく除菌効果も期待できるのが魅力です。
SAKIDORI
エステー:洗たく槽クリーナー

最後にエステー製の洗たく槽クリーナーです。
洗濯槽の汚れを洗浄する強アルカリ性洗剤。カビだけでなく菌も除去する効果が期待でき、再付着防止剤配合により、はがしたカビ菌が再度つきにくいのもうれしいポイントです。
SAKIDORI
どれも一般の家庭で見かけるものばかりですね。
特徴としては注書きに、
- 保護具を使用する
- 換気をする
- 肌に触れないようにする
なんて書いてあるものたちみたいです。
強アルカリ性洗剤がアルミ缶と化学反応すると爆発するってマジ?
可能性としてはマジです。
まずは、こちらの動画を御覧ください。
これは東京消防庁の実験で、
アルミ缶の中にアルカリ性洗剤を入れるというもの。
すると、アルカリ性洗剤とアルミ缶が化学反応をし
水素を発生させました。
そして、6時間後にはアルミ缶に穴があきました。
これは蓋をしていなかった場合なので、
蓋をしていた場合は爆発もありえます。
それが、2023年5月8日に爆発した、
アルミ缶の問題だと思われます。
なので、
強アルカリ性洗剤をアルミ容器に入れるのは極めて危険
と言えるでしょう。
強アルカリ性洗剤をペットボトルに入れると加水分解して漏れるってマジ?
アルカリ性洗剤のPhや年月によりますが、マジです。
こちらは動画がなかったので、文章で説明します。
一般的にペットボトルが耐えられるのは、
Phが3~11程度までと言われています。
これは低いほど酸性
逆に、高いほどアルカリ性です。
私達が日頃手にするもものは、
弱酸性~弱アルカリ性の物。
強アルカリ性はきつい油汚れに使ったりする、
ハイターとかがそれにあたります。
そのハイターなどをペットボトルに保存した場合、
Phによっては加水分解を起こして、いずれ穴が開く可能性があります。
なので注意書きには必ず、
専用容器へ移し替えて下さい。
って書いてるはずです!
なので、強アルカリ性をペットボトルに入れると、
加水分解して漏れる可能性は大いにあると言えます!
便利な『強アルカリ性洗剤』ですが、
保存方法を間違えると、危険な事を学びました。
きちんと注意書きを読んで、
正しく使っていきましょう!!